工業高校の機械科を卒業後入社しました。
担当する仕事も、少しずつ自分ひとりでこなせるようになってきましたが、
社会人としてはまだまだ至らぬことばかりだと日々痛感しています。
工業学校時代に勉強していたおかげで、
入社時点から図面は一通り読むことができました。
そういう面では、学校の勉強は社会に出て役に立つものだと改めて実感しました。
学校では実技として、旋盤加工、溶接、ボール盤なども実習したので、
機械に触ることにも抵抗はありませんでした。
資格としては、工業高校時代にボイラーとガス溶接の資格を、
会社に入ってからはクレーン操作の資格を取りました。
入社した当初は、旋盤で部品の穴開け、鋸盤で材料の切断などを担当。
また、罫書(けがき)図面を見て、穴を開ける場所の印をつける作業などもしていました。
どれも学校時代の実習とは違い、仕事なので失敗は許されません。
当初はかなり緊張しながら仕事をしていましたが、
先輩たちがやさしく面倒をみてくださるおかげで、スムーズに職場に慣れていくことができました。
今は、組み立ての仕事を担当しています。
製造番号ごとに保管されている加工済の部品を集めてきて、パーツごとに組み立てていく仕事です。
ひとつの機械に対して、組み立て部品図と組み立て図面が何百枚とあるので、
正確かつ迅速に、こつこつと継続していかなければなりません。
最初は、機械のパーツ部である小型のものから組み立てていき、
それらができ上がった段階で、最終形の機械へと組み込んでいきます。
組み立ての仕事にもかなり慣れてきたので、分かることは自分でこなし、
不明なところがある時だけ、先輩の指導を受けています。
全図面をこなせば工場での組み立ては完了。
完成した機械をお客様の工場で据え付けるには、
運搬のためにもう一度トラックに積載できる程度のサイズに分解して、先方に運び込みます。
最終的に、現場でもう一度組み立てて据え付け作業が完了します。