入社して5年、CADオペレータの田口です。
前職では、全国の空港の建物や滑走路などを設計する、
設計コンサルティング会社で働いていました。
コンサル業務や設計補助、
運輸省に提出する書類の作成などが主な業務で、
オートCADの扱いも、この時にいちから覚えました。
それ以前は、機械設計の仕事をしていたのですが、
仕事としてはそちらの方が面白かったので、
もう一度機械設計をしたいと思って転職してきました。
現在担当している仕事は、CADを使った設計補助で、図面の修正などを主に行っています。
例えば、設計者から寸法変更などの依頼を受けて図面を修正し、
その図面を製造へ手配するといった業務です。
ただ、依頼されたことをそのまま右から左へ流すだけでは、責任ある仕事とはいえません。
修正する理由は何か、指示された内容に問題はないか、指示自体に間違いはないか、
疑問に感じたことや疑わしい点を再確認するのも重要な役目です。
そういう目で仕事をしていると、明らかにおかしい数字や修正漏れが自ずと目につくようになりますし、
この箇所の修正が呼応して影響を与えるお客様側の調整箇所なども見えてきます。
ものづくりの仕事はチームプレーですから、自分の職域だけにとどまらず、
常にその後の工程も視野に入れながら、仕事に取り組むことが大切だと思っています。
設計の段階であれば、図面の修正でカバーできますが、間違った設計情報で製造工程が進み、
やり直しになったりすると、材料や工賃など多大な損益が発生します。
そういう意味でも、ミスは許されないのが設計の仕事だと自戒しています。
もともと機械設計の仕事が好きで、もう一度この仕事に舞い戻りたくて
転職してきたわけですから、今の仕事には大変満足しています。
また、会社のホームページ制作やネットワークのシステム管理といった仕事もしたいと思っていたら
担当させてもらえたので、仕事上の願いが次々にかなっている感じです。